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オーナーの長い独り言シリーズ

オーナーの長い独り言シリーズ

2023/08/13

オーナーの長い独り言シリーズ

『ナチュラルワインについて』

お店を出す前に思っていたのは料理のジャンル的にドリンクのメインはワインにするかな~くらいでした。

自然派・ナチュラルワインの存在は知ってましたが、ビオやオーガニックとの違いや、どういう過程で作られたりどんな人が作ってるなど知識としては全く無知。

以前の職場を退職して、あるお店で勉強させてもらい色々と知り、飲んだ時に体に染み渡るワインに衝撃を受けてナチュラルワインをメインにしよう!となったのが取り扱いのきっかけです。

各国厳正な決まりのもとでナチュラルワインの認証制度ができているみたいですが、思想の違いや登録する為の資金の高さで認証を受けてない生産者もたくさんいるようです。
しかし、そのような生産者さんもバケモノみたいにクオリティ高いワインや素晴らしいワインを生み出しています。

そのような問題もあり、しっかりとした定義やルールが世界共通というわけではないナチュラルワイン。

さて、ここからは個人の見解です。

自分は一般的なワイン(クラシカルワイン・テクニカルワインとも呼ばれるらしいです)が嫌いなわけではありませんし、それが好きな人を悪と捉えることもないです。
低価格で高コスパのもたくさんあるのは知ってますし、結局のところは嗜好の違いだと思ってます。

でも自分が衝撃を受けたのはナチュラルワインでした。
酸化防止剤入ってないとか、二日酔いなりにくいとか、健康志向とかではなく、体になじんで染み渡るように美味しい。
結果として、サンスフルだったり野生酵母使ってたり…
全て手作業であったり、ブドウ本来の味を大切にしていたり、生産者の人間味が全開に出てる。

そういうワインが好きだった。
ただそれだけです。

そしてワイン苦手な人やナチュラルワイン飲んだことない人に同じ体験をしてほしくて、しかもナチュラルワイン好きな人で店が溢れたら最高だな~と思いメインとして扱うことにしました。

個人的には本当にやりたいのは
金額や味やブドウ品種や国などの先入観なく赤・白・泡・ロゼ・オレンジ…みたいな感じでグラス飲み。
好みや系統が決まってる人はボトルから選んでもらう。
なんならジャケ買いみたいなのもいいなー。
って感じでラフに飲んでもらうのが一番の理想だと思ってます。
(もちろん、こーゆーの飲みたいって要望にはできる限り応えたいです)

鹿児島はナチュラルワインに関してまだまだ未発展。
というのもショップさんや扱ってる飲食店の先輩方から聞いてましたが、実際ほんとにそうなんだと実感してます。
焼酎文化、大衆金額での飲食店が多い、県民性などもあるのでしょう。
なので布教活動をしてます。笑
きっと鹿児島に流れが来るのは5~10年後くらいかもなー。ワンチャン流れ来ないかもなーと思ってます。笑

日本のインポーターさんはとても優秀らしく、東京などは世界でも1.2位を争うほどに多種多様のナチュラルワインが飲めるらしいです。
そして世界中で注目されてます。
近場だと熊本や沖縄などすごい人気ありますよね。

東京などの都心では当店と同じナチュラルワインを1.5~2倍以上の価格で提供する居酒屋もたくさんあります。(物価や所得も違いますしね)
ナチュラルワインと○○(中華とか和食とか寿司とか)みたいな店を出せば繁盛店になるみたいなブームも起きてます。
そして、自然派・ナチュラルと言いながら、全然その要素ないやん!ってワインを扱ってる店が激増してるのも事実です。笑
(なんか残念ですが…)

ナチュラルワインに関する思想や考え方も十人十色で、扱いのある飲食店さんやショップさんでも真逆の考え方があるんだなーと日々感じてます。
自分はどちらの考え方も共感できたり尊敬する部分あるので、どっち派みたいなのはありません。
良いとこ全部欲しい欲張りタイプです。笑

まぁ、強いて言うならお客様(ゲストの皆様)にはとことん伝えて、とことん知ってもらって、今から飲むワインってどんなだろう🤩?ってキラキラしてもらいたいくらい。

たまーに
『ナチュラルワイン?あーあれでしょ。健康志向のやつ。』とか
『味薄いくせに高いやつだ』とか
最初からアンチだったり、自分のワイン知識を押し付けたり、こうあるべきだ!と強要されたりする人もいらっしゃいます。
基本的に笑顔で『そうなんですね~』と言いますが、内心は『どうでもいいしメンドクサイ』です。笑
なんなら普通に楽しむことができないの可哀想だな~って哀れんでます。

ナチュラルワインの生産者の多くは、数少ない人数で全ての作業を人間の力だけでしたり、農薬をゴリゴリに使わないのでブドウの収穫量が半分以下になったりと、造り手の努力や思いや悔しさや自然のエネルギーなどで溢れてます。
そこから出荷され、輸送され…
そりゃコストもかかるわけです。
近くは国内、そして遠く離れた国、
色々な生産者さんからインポーターさんやショップさんを経てうちに届く素晴らしいワインたちを卑下されると悲しくなります。
のでせっかくなら楽しく飲んでくださいませ🤗🍷

そんなこんなで長すぎる独り言でした。笑
おしまい🙋


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