オーナーのひとりごと～VOL.2～
『農家』

仕事終わってご飯を食べながら録画してた番組を見ました。
『朝メシまで。』という番組です。
夜中に仕事して仕事終わりに朝ごはんという人たちに密着してるやつです。

飛行機だったり色々とありますが、今回一番響いたのは農家さんでした。
全部話すとキリがないので割愛します。でも時間あればTVerとかで、ぜひ観てくださいね。

小規模生産でも大規模生産でも、農家さんたちってものすごい大変な仕事です。
ナチュラルワイン(ブドウから造っている生産者さん)も同じで、ワイナリーというより農家というような肩書きでされてる人もかなり多いです。

大変な理由として(個人的に抜粋。ほんとはもっともっとあります)

・始めるために膨大な資金がいる
もうね、全部お金かかります。
そして最初は半年～1年、まるまる収入ないのも当たり前。

・毎日仕事(ものによりますが)
毎日、ものによっては朝から晩から夜中から朝方まで手入れや収穫や掃除や、、、とにかくやることまみれ。

・天候や病気に左右される場合もある。
最近だと暑すぎてダメになったり、、、病気だと畑全滅したり。

・根性ないと無理
番組でもありましたが、技術や効率はもちろん、一番大切なのは精神論だと。昨年の自分、今の自分、昨日の自分と向き合うメンタルないとやれないと、、、。

ほんとはもっとあります。自分の祖父は農家や牛をやってて幼い頃はよく手伝いに行ってました。
(めっちゃ嫌いでしたが、朝ごはんや昼ごはんがすごく美味しく食べれたのは覚えてます)
そのこともあって農業の辛さや大変さは身近に感じてました。
農家さん本当にリスペクトです🙇‍♀️

さて、うちで扱ってるナチュラルワインも前述の通り農家として造られてる人がたくさんいらっしゃいます。
農薬をそもそも使わないので、中には収穫量が半分以下になったり…
機械を使わず手作業でやるので他の何倍もの時間と人手が必要だったり…
生産者さんを調べる時はいつも感動してしまいます。

野菜やフルーツの農家さんも、ワインの生産者さんも、膨大な時間と労力を使って私たちの口に入るものを造ってます。

野菜なんてスーパーで100～200円とかで売られてますが、その野菜の裏側にはとんでもない苦労や思いが詰まってます。
こんな番組観たり農家さんと話をしたりすると、安すぎるよな～って思います。
同時に自分には出来ない仕事だよな～って思っちゃいます。

ワインもそう。
工場で造られるフルボトルで600～1000円のワインもありますが、僕は個人的に人の手で造る人為的な要素の少ないワインがやっぱり好きですし、生産者の顔が見えたり感じれるものが好き。

まぁ結果として何が言いたいのかと言うと、、、
『生産者の皆様、本当にいつもありがとうございます🙇‍♀️』ということ。

当たり前に買えること・仕入れることができること・飲めること食べれること、1つ1つに感謝ですね。

いただきます🍴という言葉には命に対する感謝や想いが詰まっていますが、僕らから作り手へのお返しの『ありがとうございます』という感謝の意味もあると、僕はそう思っています。
農家さんに、食材に、全てのものに感謝します。

P.S
農業や畜産の手伝いをしてた時、あの終わりの見えない作業が本当にキツくて嫌でしたが、自分らで作った米や野菜を食べたときは感動したのを今でも覚えてます。
あとは仕事途中の休憩で食べる漬物やアイスやおにぎりがすごく美味しかったのは忘れません。
牛の子供が産まれた時も感動でした。
そして祖父の家で入る五ェ門風呂は最高でした。

あの頃はおつかいでよく酒やタバコ買いに行かされてたなぁ。
小学生が買えるなんて今では考えられないですね。笑
ちなみに祖父のタバコはセブンスター、当時は180～210円でした。笑

写真は実家の目の前の畑。
少し前、父は仲間と一緒にスーパーフードのモリンガを作ってたそう。有機栽培で農薬も使えないから大変だったようです。でもその後、作った仲間と旅行に行ったそう。
こーゆー間柄っていいなぁ。
今は小豆を作ってるらしいです。

おしまい👋

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